第１７回　靖国神社奉納夜桜能


※第1日目
2008年4月2日（水）18:10〜　於：靖国神社能楽堂

◆舞囃子『海人』　大坪喜美雄ほか
　　　　　　　　　　　　　
◆狂言『寝音曲』　野村萬斎、野村万之介 ほか
　　　　　　　　　　　　　
◆能『蝉丸】』　田崎隆三ほか


※第3日目
2008年4月4日（金）18:10〜　於：靖国神社能楽堂

◆舞囃子『岩船』　近藤乾之助ほか

◆狂言『水汲』　野村万作、野村萬斎ほか

◆能『杜若』　小倉敏克ほか



現在形を挟んで２、４日夜桜能に行って参りました(^_^;)花が散っていく風
情…とは関係なく、 靖国は酒盛りで盛り上るサラリーマン集団で溢れて
いました(爆)。

２日は『寝音曲』で主万之介、太郎 冠者萬斎。二人とも声の調子が今一
つでした。謡がメインの曲なので最後までしっかり謡っていまし たが、い
つもの朗々と響く美声ではなく、騙し騙し謡っているように思えました。謡
に合わせた舞は さすがに美しい〜★黄に黒の格子柄の段熨斗目に、青
地に波千鳥の肩衣、鶯色の袴でした。最初舞 台に座した時は微笑んで
いるような柔らかい表情で見ているだけで癒されます♪

火入れ式のＢＧＭは一噌幸弘の笛。サウンドミュージック？ビバルディ？
ジャズ？(苦笑)靖国神社もかなり粋？

舞囃子『岩船』は宝生の長老近藤乾之助氏。能自体知らないので《年齢
のわりにしっかり舞えているな〜》と。萬斎さんの対談を読んだ後だった
のでちょっと複雑な気分で観てましたf^_^;

お能は時間が取れず失礼しましたm(_ _)m

４日の狂言は『水汲』万作新発意、萬斎いちゃでは以前より柔らかくなっ
たとはいえ、相変わらず丸みのないいちゃです(爆)男性をも虜にする色
気は、女役ではまるで現れないのが不思議です(-.-;)

能『杜若』は初見。面も装束も舞も、草木の精の不思議さが現れていまし
た。森常さんの美声も久し振りに堪能しましたが「序の舞」はやはり眠い
です(苦笑)。